CBDとは何か?『0から10』までわかる記事はこちら

【世界が大注目!】CBDとは何か?驚くべき効果や合法性などについて完全解説

世界的に大注目されているCBD。その知られざる効果や多様な効能も相まって、昨今は日本でも健康・美容意識の高い方を中心に話題となっています。
しかしCBD(カンナビジオール)が大麻草の成分の1つであると聞くと、

『CBDって本当に合法?日本では違法なのでは?』
『マリファナのようにキマる危険性や、依存性があるんでしょ?』

と言ったような心配をされる方もいらっしゃると思います。

リラックス効果がある、といった定性的な情報ばかりが出回っているので、どんな商品があり、どのように使用し、どんな症状に効果的なのか、詳しく理解している方は少ないでしょう。まだまだ分野として研究途中な部分が多いですが、実はCBDは医療効果なども期待できるほど、多くの可能性を秘めているのです。

そこで今回の記事では、大注目の成分『CBD』について、以下のような内容をまとめます。

この記事のポイント
  • CBDとは一体何なのか
  • 日本でCBDが合法である条件
  • CBDの主な効果や副作用などのリスクの解説
  • CBDが作用する仕組みや、多様な商品の紹介

CBDのことを全く知らない方でも、基礎知識はこの記事1つで理解できる様になっているので、ガイドブックのようにして使っていただきたいです。
CBDに興味がある、これからCBDの商品を使ってみたい、と言う方は是非ご覧下さい。

目次

CBD(カンナビジオール)とは何か?

CBDとは何か?

様々な効果・効能が謳われるCBD(カンナビジオール)。CBDとは何かという質問に正確に答えられない方も多いのではないでしょうか。

CBDとは、カンナビジオール(Cannabidiol)の略で、大麻草に含まれる成分(カンナビノイド)の一種です。
大麻草には遥か昔から、薬として利用されてきたという長い歴史がありますが、近年CBDの研究が進み、幅広い身体への薬理効果が世界的に注目され始めています。

CBDが私たちの身体にあるカンナビノイド受容体に作用することで、健康増進の目的では不眠やストレス・不安の解消、肌・関節・筋肉などの炎症緩和、抗酸化作用による美容効果医療目的ではてんかんや発作への効果などが認められており、医療大麻を解禁する国も近年増えているのが実状です。

『CBDを使うとハイになるのでは?』
『CBDって違法なんじゃないの?』
という質問をよくいただきますが、それは同じカンナビノイドの1つである、THC(テトラヒドロカンナビノール)の効果との誤解によるものです。

決してTHCは悪!危険な成分だ!という訳ではないのですが、現状の国内の法律では禁止されています。
CBDとはそのTHCとは似て非なるものであり、合法でありながら様々な薬理効果が期待できる、と覚えておきましょう。

昨今国内でも、芸能人やYouTuberによるCBDブランドの紹介数も増加しており、皆さんも耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
少しづつではありますが、世間的にもCBDの認知度が上がってきている印象を受けています。

さらに、CBD事業者がVC(ベンチャーキャピタル)から資金調達を受けるケースも出てきており、今後の市場拡大も見込まれます。
この記事を通して、これから益々盛り上がっていくであろうCBDについて、乗り遅れないために、”CBDとは何か”を正しく理解して、必要に応じて自分の判断で良質なプロダクトを選択できる様にしていきましょう。

大麻草って聞くと、どうしても『マリファナ吸ってハイになる!』っていうイメージが強いな…(笑)
私以外にも、違法なドラッグなんじゃないの?っていうイメージ持ってる人達絶対いると思うけどな〜💦

世間的なイメージはそうだろうね…!
CBDやらTHC、大麻、マリファナとか色々なワードがあるから、ごっちゃになって誤解を招いてしまうのは致し方ないよね。
そのあたりの疑問もしっかり解説していくよ!
最近は大麻使用でよく芸能人が逮捕されたりしてるけど、この記事でCBDを正しく理解すれば、より本質的に見れる様になれるはず!

やった!CBDについてたくさん知りた〜い!

CBDはカンナビノイドの1種

カンナビイドとは、大麻草に含まれる化学物質の総称のことです。
安全で依存性のないCBDは、「植物性カンナビノイド」という、104種類の大麻草だけに含まれる成分の1つであり、これらのカンナビノイドが、様々な医療効果を生み出しています。

これらは大麻草特有の成分が分離されており、THC (テトラヒドロカンナビノール)、CBD(カンナビジオール)、CBN (カンナビノール)、CBC(カンナビクロメン)、CBG(カンナビゲロール)、CBE(カンナビエルソイン)、CBDV(カンナビディバリン) 等があります。

そして1990年代には、体内で自然に作られる内因性カンナビノイド(エンドカンナビノイド)が発見され、その研究が行われてきました。
特にCBD、THC、CBNは、カンナビノイドの三大主成分として知られています。
なお、陶酔作用(所謂ハイになる向精神作用)は、この中でもTHCのみに含まれるとされていますが、他のカンナビノイドとの含有比率によって効果には違いが生じる様です。

これらのカンナビノイドは、私たちの身体(哺乳類には存在している)に備わっているカンナビノイド受容体によって体内に取り込まれ、ECS(エンド・カンナビノイド・システム)と呼ばれる身体の恒常性(ホメオスタシス)を維持する機能を通して作用します。

CBDに関して言うと、てんかんや発作への効果が認められており、そのエビデンスから医療大麻を解禁する国も近年増加。
健康増進の目的においても、不眠解消、不安やストレスの解消、筋肉や関節の炎症緩和などで利用されています。

またCBDは国内でも合法であり、CBDオイルやベイプ、バーム/クリーム、グミなど様々な形態のプロダクトが展開されています。

CBD以外にもTHC、CBN、CBGなどの主要カンナビノイドが存在

実は大麻草(Cannabis sativa L)には、カンナビノド類やテルペン類などを含めて、約500種類以上の化合物が含まれていると言われています。
その中でもカンナビノイドと呼ばれる生理活性物質は、104種類あります。日本ではCBD(カンナビジオール)が特に有名ですが、マリファナから連想される、向精神作用のある(所謂ハイになる)成分の、THC(テトラヒドロカンナビノール)も知っている方は多いでしょう。

今回はそんなカンナビノイドの中で、CBD以外の主要な4種類を紹介いたします。

THC(テトラヒドロカンナビノール)

THC(テトラヒドロカンナビノール)は、マリファナの主要な精神活性物質であり、日本でも有名な成分です。
大麻樹脂に数パーセント含まれており、CBD
と共に大麻の主な有効成分です。きっとHIPHOPの曲などで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
THCには向精神作用(所謂ハイになる作用)があり、多幸感を覚えるといった効果があります。他にも痛みの緩和、吐き気やけいれんを抑える効果、食欲増進の効果が期待できます。
マリファナを吸うとよく食べ物がおいしく感じる(マンチと表現します)のは、このTHCの食欲増進効果が寄与しているということでしょう。

合法性の面を見てみますと、日本の現行法ではTHCが1%でも含まれているCBD製品は販売することは出来ません。
大麻取締法や麻薬及び向精神薬取締法でTHC成分を含む商品の使用は違法とされているので、そもそもTHCが完全に除去された商品のみが輸入・流通していると言った状況です。稀に基準値以上の規制物質が検出されてしまうケースがございますが、基本的には国内で正規販売されている商品に関しては、安心してご購入いただいて問題ありません。

学生の時によく『大麻(マリファナ)ダメ、ゼッタイ。』って言われてたな〜。THCが含まれているからってことなんだね!

日本ではTHCは合法化されていないから、「THC=悪、有害」といった文脈で語られてることが多いのは確かだね。
ただCBDなどの他のカンナビノイドと併せて摂取することで、より大きな薬理効果を発揮する(アントラージュ効果)とも言われているんだ。実際に海外では医療利用しているケースも目立つから、決して『THC=悪』と決めつけたくないところだね!

CBN(カンナビノール)

CBN(カンナビノール)はTHCが酸化することによって生まれる副産物です。専門家の方や、CBD事業者以外の方が認識していることは殆どないかと思われます。

そんなCBNですが、最も効果があるとされているのは鎮静効果です。
Steep Hill 研究室によれば、5mgのCBNは10mg用量のジアゼパム(医薬品の穏やかな鎮静剤)と同程度の鎮静効果があるとされています。
この鎮静効果は他のカンナビノイドよりも強力であり、不眠症などの睡眠障害を抱えている人にとっては画期的な成分であることは間違い無いでしょう。

睡眠導入の効果以外にも、抗炎症作用や、抗菌作用、食欲増進作用、けいれんを抑える作用があることも明らかとなっています。またCBNはTHCとは異なり、ハイになるような症状はほとんど引き起こしません。

しかしCBNの難点とすれば、その抽出の難しさです。CBNは大麻の中から、非常に微量しか抽出が出来ません。
乾燥大麻の花では、THC濃度が30%を超えることがあるのに対して、CBNの濃度は1%以下の場合が殆どです。
乾燥大麻(日本では違法なのでこの方法は実施不可です)を
空気中で放置し、酸化させることで事実上はCBNを発生させることは可能ですが、非常に微量ですので、CBN含有の商品を使用するのが最適でしょう。

CBNはまだまだ研究段階の成分だから、今後の進展に期待だね!

CBG(カンナビゲロール)

CBG(カンナビゲロール)は、植物体内におけるTHC、CBD、CBCに変化する前の物質のことです。
大麻草に含まれているカンナビノイドは、加熱や紫外線の影響で酸化したりすると、その成分が変換されることがあります。CBGのイメージは、それらカンナビノイドの祖先のようなモノであると考えておくと良いでしょう。

CBGは主に抗菌作用をもち、他にはCBDと共通した症状(抗炎症作用やガン腫瘍の抑制、骨の成長促進、抗不安作用、睡眠改善など)に効果を持つと言われています。
また、イギリスのGW製薬の研究によると、うつ病の治療にCBGが有効であるとも示されているのです。

CBGが注目されている背景には、CBD同様にTHCのような向精神作用を伴わずに、様々な効果をもたらすことが研究によって明らかになっている為です。
アメリカなどの大麻合法の国では、THCを含んだ商品を医療用として利用することがありますが、THCの精神活性作用によって身体へのリスクを抱えることが問題でした。しかしCBDはハイになる成分が含まれていない為、安全性を保ちながら無数の薬理効果を享受できる点で、世界的に注目されるようになったのです。
近年はCBGもCBD同様に、向精神作用がない点で、専門家の間で取り上げられることが多くなってきました。

CBGはアメリカの傾向から見ても、間違いなく今後のトレンドになってくる成分なので、覚えておくと良いかもしれません。

CBGってあまり聞かないからレアっぽいね!(笑)
その分価格も高そうな気がする…

その通りで、CBDと比較しても希少性が高いから、市場価格はかなり高くなるんだ!
大麻規制の影響で臨床試験不足でもあるから、まだ効果や副作用など不透明な部分が残っているね。
ただ今後CBDをも超えてくる可能性は秘めている成分だよ!

CBC(カンナビクロメン)

CBC(カンナビクロメン)の研究はまだまだ発展途上ですが、THCやCBDとは異なる構造を持っている成分です。またCBDやTHC、CBNと同様にCBGの前駆体である点は共通しています。
CBCに最も期待されている効果は、ガン腫瘍の抑制の効能で、強力な抗がん成分としての可能性に期待が集まっています。
他にも疼痛の軽減、抗炎症作用、骨の成長促進、神経の新生の作用があるとされています。

また美容効果の面で見ると、CBDと同様に、ニキビにも効果があるとが研究によって明らかになっています。ニキビは皮膚上で過剰に皮脂が作られたり、皮脂腺の炎症が起こることによって生じますが、CBCの強力な抗炎症作用によって、皮脂の過剰分泌を抑制することが分かっているのです。

またCBCは、脂質の生成を作り出すために必要なアラキドン酸という物質の数値レベルを低下させる効果があることも明らかになっています。
CBDやTHCと比べてまだまだ研究不足であるので断定はしかねますが、ニキビの治療法としては、CBDと共にCBCが今後利用されていく未来も近いかもしれません。

またCBCは医学研究においても注目を集めている成分でもあり、様々な症状に対して効果があると示唆されている期待の成分なのです。
その中でも特に有力なのが、強力な抗がん成分としての可能性です。

内因性カンナビノイドの1つであるアナンダミドとCBCが相互作用することが理由で、CBCはアナンダミドの取り込みを阻害することで、血流中に止まり続けると言った性質が示唆されています。ガン腫瘍が増殖しているマウスに対する実験では、CBCが炎症とガン腫瘍の増加の両面を防止する可能性が示されました。

抗がん作用でいうとTHCが有名だよね!

そうだね!ただTHCは抗がん作用がある一方で、向精神作用がある為に、化学療法の使用が困難であると度々指摘されていたんだ。
CBCは、CBGに次いで2番目に新しい抗がん作用のあるカンナビノイドとして、新しい治療法としての期待も高まっているんだよ!

テルペンとは何か?

ここまでCBDを含めた、主要なカンナビノイド5つを紹介させて頂きました。
ただ実は大麻草には、カンナビノド類の他にもテルペン類などの化合物も含まれています。

「テルペン」とは植物の体内で作られる成分の1つで、イソプレン(化学式がC5H8の化合物のこと)という構造を持っているという特徴を持っています。
このテルペンは植物性油の中に多く含まれており、強い香りを纏っているのが特徴です。植物はこのテルペンの香りで、外敵から身を守っています。
また抗菌効果を持つテルペンも多く、菌類から守る役割を果たしている場合もあります。

人間への効能で見ますと、テルペンの独特な香りは血圧を下げて、リラックス効果を生み出してくれるとも言われており、アロマや健康食品、香水といった商品などに幅広く転用されています。
CBDにもリラックスやストレスの緩和といった効果が期待されているので、テルペンと一緒に摂取することでの相乗効果は非常に魅力的です。

実はこのテルペンですが、意外にも私たちの身の周りにも存在しています。テルペンは植物(果物も含む)・昆虫・菌類などによって作り出され、自然界では広く散見されます。松の木に含まれているテルペン油やオレンジピールにも、てるぺは多く含まれているのです。

大麻草には、約200種類以上のテルペンが含まれていると言われていますが、その中でも注目されるほどの量が含まれているのは一部です。
そしてそのプロファイルは大麻草の品種によって大きく左右されるので、これが香りやフレーバーの種類を異常な量にしている原因なのです。
おそらく大麻草(日本では嗜好用大麻の使用は違法です。)ほど、多種多様なバラエティを持ち合わせた植物はきっと無いでしょう。

今回はその中から主要な5種類(α-ピネン、リモネン、β-カリオフィレン、β-ミルセン、リナロール)の特徴を紹介させて頂きます。

α-ピネン

α-ピネンは、自然界に最も広く分布しているテルペンで、大麻草の多くの品種にも含まれています。
マツ、ヒノキなどの針葉樹などに多く含まれおり、森林を感じさせる”森の香り”がするのが特徴です。

リラックス効果や、抗ストレス作用、抗炎症作用や抗菌効果などに加えて、なんと記憶力維持にも効果があると言われています。
覚醒や記憶維持などの認識作用を促進する、脳内神経伝達物質の代謝をα-ピネンが阻害することで、その様な効果を見込めるのです。

また、α-ピネンには気管支拡張の作用があり、ぜんそくの改善にも効果がある可能性が示唆されています。ピネンは「ヒノキ」や「松」に多く含まれるテルペンで、森のような香りが特徴的です。森林浴をしているかのような効果を与えて、脳を活性化させることができます。

リモネン

大麻草の他にも、柑橘系に多く含まれるテルペンで、α-ピネンに次ぎ、自然界に広く存在しているテルペンです。

レモン・オレンジ・グレープフルーツ・柚子・ライムなどの柑橘系の果物の皮に含まれており、フルーティーな香りがします。

リモネンは、胆石を溶かしたり、胸焼けや胃食道逆流症の症状を緩和させるなどの効果があることから、医療の現場で使用されることがあります。
また抗けいれん作用があり、基礎実験では乳がん細胞を破壊するなど、その強力な抗菌作用に注目が集まっています。

抗不安作用や・抑うつ効果、抗菌効果に加え、健胃効果、抗腫瘍効果、円形脱毛症の抑制などの効果があると言われている他、抗炎症作用などの、健康面に良い効果も持ち合わせているテルペンです。

β-カリオフィレン

こちらも大麻草によく含まれるテルペンです。

ブラックペッパー、ローズマリー、オレガノなどの食用ハーブや、多くの葉物野菜に含まれていて、ペッパー、ウッドのような、スパイシーな香りがします。

慢性疼痛効果、抗酸化効果、抗炎症効果、抗壊死作用などがある他、CB2と呼ばれる抹消カンナビノイド受容体と結合して、自己免疫疾患などの治療にも役立つと期待されています。

他のテルペンとは少し異質で、テルペンでありながらカンナビノイドのような効果(アントラージュ効果を引き出す)を持つと言われています。

β-ミルセン

β-ミルセンも、大麻の品種の多くに含まれています。

マンゴー、ホップ、タイム、ミント、レモングラス、バジルなどに含まれており、土っぽい香りがします。

β-ミルセンには鎮静作用、筋肉弛緩作用、催眠作用、鎮痛作用、そして抗炎症作用があります。
ルッソ博士によれば、カウチロック(極度にハイになることで、ソファー殻動けない状態)になる原因はこのテルペンにあるとのことです。

リナロール

ミルセンはCBD商品の中に最も多く含まれているテルペンの一種です。

マンゴー、レモングラス、ホップ、タイムなどに含まれており、柑橘系の香りがするのが特徴的です。

ミルセンには鎮痛やリラックス効果の他、抗不安作用があり、不安感を打ち消しストレスの軽減に役立ちます。

またカンナビノイドの吸収を促進する効果もあり、CBDのバイオアベイラビリティを高めてくれる成分でもあるので、CBD商品には必要不可欠です。

ややこしい麻、大麻草、大麻、ヘンプ、マリファナの定義を解説

CBDとは?

CBDに関する情報収集をする中で、色々なメディアや本で、大麻や大麻草、マリファナやヘンプなど似た様な単語が使われていて、理解に苦戦して事はありませんか?

細かい内容とはなりますが、世間的なCBDに対する誤解は、『単語を理解していない』ことが原因だと感じています。
そのため今後CBDと上手く付き合ったいくためにも、法律の範囲内でその魅力を楽しむためにも、基本的なCBDに関するワードは正しく理解しておきましょう。

CBD関連用語の解説
  • 麻(麻):古来より大麻草のことを示していた。多数ある麻類作物の総称としても使われている。
  • 大麻草(たいまそう):植物全体のことを言っている。
  • 大麻(たいま):法律用語で葉と花穂の規制している大麻草の植物部位である
  • ヘンプ:主に産業用として使われ、マリファナと区別するために使われる。THCの含有量が少ない麻。
  • マリファナ:花穂を乾燥させてタバコにして喫煙する嗜好品のこと。THCの含有量が多い麻。

CBDってそもそも日本では合法なの?

CBDとは?そもそもCBDは日本で合法なのか

まず結論から申し上げますと、日本で購入できるCBD製品は合法で利用が可能です。

CBDは日本では合法!違法なのはTHC

日本においては、『THCが0%』であり、『麻の茎・種由来で抽出されている』という2つの条件が揃っていれば、今日の法律上ではCBDは合法です。

国内では認定機関以外では麻の栽培が禁止されておりますので、CBDの原料は原則海外から輸入することになっています。
その際は、上の2つの条件を満たした上で、COA(成分表)などの証明をして、厚生労働省などの機関にて手続きを行うことで輸入が可能です。

この手続きが非常に煩雑で厳しい為、日本で販売されているCBD製品は安心してご利用いただけます。

THCが微量でも含まれていると、その原料や製品は、大麻取締法違反の対象となります。つまりCBDは合法であり、違法となる場合はTHCに対して言及されていると言うことです。

CBDには依存性や副作用の危険性はないのか?

CBDがここまで流行のムーブメントを起こしており、様々な薬理効果が期待できる成分がある事はご理解頂けたかと思います。
ただメリットばかり語られても、CBD摂取による副作用や依存性のリスクも心配ですよね。

しかしCBDに関しては、それぞれの製品に記載されている摂取量の目安を守って使用すれば、大きなリスクが起きる事はないと言うように考えられています。
ただ過剰摂取などをしてしまった際はどのようになるのでしょうか。

CBDの副作用

CBDを過剰摂取した際の身体への影響については、実はまだ明確になっていない部分が多いのが事実です。
その為製品に記載されている用量を使用の際は守るようにしてください。

FDA(アメリカ食品医薬品局)では、各製品に確立された毒性レベル(『LD50』という指標)を示すことを指示していますが、CBDのこの数値はまだ明らかとなっておりません。
※『LD50』とは、「被験者の50%が死に至るのに必要な致死量」のことです。

THCはこのLD50が明示されていますが、その致死量を一度に摂取するのは不可能に近いので、CBDも同様であると考えられます。
しかし、LD50の基準がまだ明らかになっていない以上は、いくら安全な成分だと分かっていても、過剰摂取は避けておくべきと言えるでしょう。

ただし、米国国立医学図書館国立衛生研究所の研究によって、CBDは以下の副作用がある可能性もあると考えられています。

  • 下痢
  • 食欲と体重の変化
  • 倦怠感

CBDの依存性

WHOの報告書でも、CBDは公衆衛生上の問題や乱用の危険性が無いことが報告されています。
依存性や耐性がないことを考慮しても、CBDは安全性の高い成分であると考えて問題ないでしょう。

  • 依存性:身体的欲求が湧き、止められない状態になる性質
  • 耐性:繰り返し使用することで効果を感じにくくなる性質

CBDには「二相性」と言う性質があり、少ない量の摂取では覚醒作用がありますが、多量の摂取では鎮静作用や誘眠効果があります。
またその効果実感は人それぞれ違います。

CBDの効果の感じ方や副作用などに関しては、良く『アルコールが強いか否か』と例えられます。
少量の摂取から、ご自身の体がCBDに対してどのような反応を見せていくのか試していくとより安全に使用ができるようになると思います。

どうしてCBDが今世界的に流行しているのか?

CBDとは?どうして世界的に流行しているのか

昨今その認知度や人気に、一層勢いがついてきたCBD。
諸外国では日本でのブーム以前から人気がありましたが、長い医療の歴史で見るとごくごく最近の出来事です。

どうしてCBDが今世界でここまで流行を巻き起こしているのか。そのバックグラウンドについて深掘りします。

CBDの火付け役は1人の少女!?

CBDとは?シャーロット・フィギーちゃん

今や、世界各国で医療大麻合法化の流れが続いており、CBDだけでも広まっている、というのは当たり前のような現状となってきました。
アメリカ合衆国でも、30以上もの州が大麻の医療利用を認め、多くの方がその恩恵を受けています。

しかしこれは、大麻が麻薬として禁止されていたほんの数年前では、1ミリたりとも考えられない事態だったのです。
そんな中今まさに、禁酒法以前の、大麻が医療目的で規制されていなかった時代に戻りつつあるのです。

この『グリーンラッシュ』とも言われる大麻ムーブメントが起きている背景には、1人の少女の存在があります。
2013年、大手テレビ局CNNが制作した『WEED』という番組で特集された、シャーロット・フィギーちゃんです。

この番組の中では、小児てんかんを患う子供たちがクローズアップされ、CBDによって過剰な発作から命が救われた、シャーロットちゃんのエピソードが公開されました。
幼い少女に向精神作用を伴う大麻の使用は危険であると判断され、シャーロットちゃんの親御さんは、CBDのみを抽出したオイルを彼女に使用させました。

すると、酷い時では週に300回(15分に1回ほど)もの発作が起きることがあった症状は、週に1回ほどの発作へと激減したのです。

この放送を通して、今まで『大麻』と言うイメージに懐疑的だったアメリカの世論が大きく変動し、医療大麻は世間においても信頼を確立することが出来たのです。

そして後に、これをきっかけに「グリーンラッシュ」という大麻ムーブメントが巻き起こりました。
まさに、彼女がグリーンラッシュの原点であり、CBDや医療大麻の今日ムーブメントを発起させた人物です。

このCBD業界に多大な貢献をしたシャーロットちゃんは、誠に残念ながら新型コロナウィルスの影響によって、お亡くなりになられました。

参考:シャーロットちゃんが亡くなられた際は、CNNでも放送が行われました。

大麻合法化の世界的なムーブメントが続く

大麻は、その利用用途に合わせて以下の3つに大別されます。

  • 『医療用』
  • 『嗜好用』
  • 『産業用』

この中でも”医療用大麻”を合法化する国や地域が、シャーロットちゃんを起点としたアメリカの流れを汲んで、ここ数年で急増しています。

そしてこの流れを生かした、大麻産業の特需のことを、かつてのゴールドラッシュに擬えて”グリーンラッシュ”と言います。

2018年に韓国が医療大麻を合法化した他にも、オーストラリアやドイツ、イギリスなど、諸外国でもで医療大麻を合法化する動きが加速しています。
医療大麻が末期がんやうつ病、エイズなどの様々な病気の症状緩和に効果的であると言うエビデンスが、近年の研究で近年の研究で明らかになっていることもその理由です。

この流れは今後もさらに加速していくと思われるので、日本の動向にも期待ですね。

医療大麻が合法な主な国・地域
  • アメリカ合衆国(州による)
  • カナダ
  • オーストラリア
  • 韓国
  • ドイツ
  • イギリス
  • キプロス
  • レバノン etc..,

CBDでキマるは嘘?多様な効果・効能を紹介

CBDとは?CBDでキマるは嘘?多様な効果・効能を紹介

CBDを使用すると、依存性があったりキマる危険性もあるのでは?と感じている人もいるでしょう。

しかしそれは前述のTHCの効果であり、日本人のマリファナのイメージが先行してしまっていることを如実に表しています。
実際CBDには向精神作用はありませんので、”キマる”と言った危険性はないと考えて頂いて大丈夫です。

その様な先入観は愚か、CBDは近年の研究で、様々な薬理効果が期待できると明らかになり注目を集めているのです。
そこでCBDが、私たちの身体にあるカンナビノイド受容体に作用することで期待できる、健康面と医療面での効果・効能を順にご紹介いたします。

CBDの健康面での効果

CBDは、健康増進の目的では以下の様な効果が期待されています。

CBDの健康面で期待できる効果
  • 不眠症
  • 抗鎮痛作用(慢性痛の緩和も含む)
  • 抗炎症作用
  • 抗酸化作用(美肌)
  • 抗菌作用
  • ストレス軽減
  • リラックス効果
  • 吐き気抑制 etc…

CBDの医療面での効果

CBDは、医療目的では以下の様な効果が期待され、医療大麻を解禁する国も近年増えてきています。

CBDの医療面で期待できる効果
  • てんかん(発作)
  • 喘息
  • 依存症(アルコールやタバコの依存)
  • 抗がん作用
  • うつ病
  • 偏頭痛
  • 炎症性腸疾患
  • 精神病・精神障害 etc…

CBDのフェムケアブランドも登場!生理痛・PMS・セクシャルウェルネスへアプローチ

CBDには抗炎症作用や疼痛緩和作用があることから、女性の生理痛への効果が期待されています。
CBDはアルコール同様、人ぞれぞれ効果実感が変わるだけで、性別による作用変化はありませんが、市販の鎮痛薬と異なり副作用が少ないために、女性へのアプローチにはとてもオススメです。

また、生理のある女性の多くに、PMS(月経前症候群)の症状が現れると言われています。
PMSは、その原因が詳しく明らかにはなっていませんが、ストレス等の要因が重なり合って起こると言われています。

女性はストレスなどで、ホルモンバランスの乱れが生じやすいので、ECSの恒常性の機能でストレス緩和や身体のバランスを整えることで、PMS改善が見込めると研究が進んでいます。

sieinc.が運営するCBDブランド『AYUXIA』は、女性の生理痛・PMSの改善を目標にCBDオイルなどを販売しています。

CBDとは?PMSや生理痛にも効果的

またBonheur, Inc.が運営するCBDブランド『BONHEUR』は、”現代のセクシャルウェルネスの再定義”をテーマに、固定概念や常識に捉われない日本発の「セクシャルライフブランド」です。

ライフスタイルに溶け込む実用性とシンプルな機能性を追求したプロダクトを展開。

セックス前にCBDオイルを舌下摂取することで、緊張を解きほぐし、パートナーとのナイトタイムにより集中することができます。
誘眠効果もあるCBDは、睡眠前の導入としても使用することができ、2人のゆるやかで休まる時を過ごせます。

セクシャルウェルネスからヘルスケア全般まで!
BONHEURのような、CBDのフェムテックブランドの台頭は今後も非常に注目だね!

人間だけではない?CBDのペットへの効果

CBDを摂取することで、抗炎症作用・抗不安作用などの効果が期待できます。
そのため、同じくECSの機能を備えた哺乳類の犬にも同様の効果が期待できると考えられ、実際に疾患がある犬にCBDを投与した研究があります。

加齢や病気によって発症する変形性関節症を患った犬にCBDを投与したその実験では、被験犬は関節症の痛みが軽減し、治療前よりも活動性が増加したとのことです。

アメリカ発の『BAILEY’S』は、獣医監修で作られたペットCBDブランドです。
先日、日本代理店の立ち上げを行い、国内にも上陸しましたので、今後このペットCBDの分野も盛り上がる事は必至でしょう。

CBDにコロナウイルスを抑制する効果がある?

また詳しいエビデンスは大々的には発表されていませんが、マリファナが新型コロナウイルスの感染防止に効果的であるとする研究が、カナダで発表されました。

今後もコロナ感染拡大が治らなければ、CBDや大麻が人々をウイルス感染から守る未来さえも待っているかもしえません。

参考:fnmnl

CBDが身体に吸収される仕組み

CBDとは?CBDが身体に吸収される仕組み

CBDが人間の身体に吸収され、作用される過程には、ECS(エンド・カンナビノイド・システム)という働きが深く関係しています。

エンド・カンナビノイド・システムとは?

ECS(エンド・カンナビノイド・システム)とは、私たち哺乳類の身体に備わっている、恒常性(ホメオスタシス)維持のためのシステムです。
外部から刺激を受けた際に、体内のバランスを取り戻し、肉体的な健康状態を一定に保つ働きをします。

これは、記憶や食欲、骨の健康や、新しい細胞の生成やホルモンバランス等を調整するために必要な機能です。
ストレスや披露などによって、体内のバランスが崩れることで様々な病気を引き起こすといわれているほど、ECSは人間が生きていく上で欠かせない機能です。

またECSとは、カンナビノイド受容体と内因性カンナビノイドの総称であり、カンナビノイド受容体に、内因性カンナビノイドが届くことでECSが活性化します。

カンナビノイド受容体はCB1受容体とCB2受容体があり、全身の様々な箇所に備わっています。
受容体によって関係する機能が異なるため、2つの受容体それぞれの特徴を確認していきます。

CBD受容体について解説

人間(哺乳類には基本的にすべて)の身体には、カンナビノイドと作用する受容体が200種類以上点在しています。

エンドカンナビノイド受容体に届いたカンナビノイドが吸収され、ECSの機能によって身体に作用するという仕組みになっています。

出典:Citizen Truth

CB1受容体

CB1受容体は、「記憶」「食欲」「鎮痛」「睡眠」「感情」に関係があるとされており、「脳」や「中枢神経」「消化管」「膵臓などの臓器」「骨」などに存在しています。

CB2受容体

CB2受容体は、炎症の軽減や免疫反応の調整に関係があるとされており、末梢神経、免疫系、消化管内に存在している受容体です。

バイオアベイラビリティとは?

バイオアベイラビリティとは、薬剤学において、『人体に投与された薬物のうち、どれだけの量が全身に循環したのか』を示す指標です。
別名で、“生物学的利用能”とも言われます。

CBDとは?エンドカンナビノイドシステム

薬物が静脈内に直接投与される場合は、これはバイオアベイラビリティ100%となり、100%の薬剤を身体が使用出来るようになります。

バイオアベイラビリティは、水溶性の物質では非常に数値が高く、脂溶性の物質ではあまり高くありません。
CBDは脂溶性の物質(乳化剤によって水溶性に加工を施されているCBDを除く)であるため、バイオアベイラビリティが高くありません。
つまり摂取したCBDの100%が体内で使えるわけではないということです。

しかし受容体が身体に多量に備わっていることから、摂取方法にも幅があり、その方法によってCBDのバイオアベイラビリティも変わります。(図解)

CBDオイルなどの様々なプロダクトが存在

CBDとは?CBDオイルなどの様々なプロダクトが存在

前項で記述の通り、人間の身体には体内・体外問わず、CBDを吸収できる無数のカンナビノイド受容体が存在します。

それ故に、舌下や、小腸、肌など様々な体の部位からCBDが吸収できるので、それに応じてプロダクトの種類も増えているのが現状です。
多くのCBD事業者が、バイオアベイラビリティを意識して、よりCBDの吸収率を高める様に模索したり、マーケティングの観点から新しい製品を開発したりしています。

その様な背景を頭に入れて、自分の目的にあった最適な商品を選択できる様にしましょう。

様々なCBD製品を紹介

CBDはその吸収の仕方や、油に溶ける性質を利用して様々なプロダクトが存在します。
その多くがアメリカなどで既にある商品モデルを参考にしているので、今後もタイムマシーン的にCBDプロダクトの幅が広がっていくことが予想されます。

以下が現在日本で販売されているCBD商品の例になります。

CBDとは?CBDオイル

  • CBDオイル
  • ベイプ(電子タバコ)
  • CBDクリームやバーム
  • 化粧品など
  • バスボム
  • フェイスマスク
  • リップクリーム
  • グミやチョコなどの食品(エディブル)
  • コーヒーやビール、CBDウォーターなどの飲料系
  • CBDプロテイン
  • CBD入りハーブソルト
  • CBD入りシーシャ
  • フェムケア系のオイルやローション
  • ペットドロップなど etc…

CBDの利用を通してどういった効果を期待しているのか、また吸収率の観点などから、最適なプロダクトは変わると思います。
興味のある商品に関して、販売会社などにお問い合わせしてみることをお勧めします。

昨今はCBDディスペンサリー(CBDの商品を販売している小売店)やコーヒーショップが増えているので、CBDに詳しいスタッフに相談してみるのもひとつの手ではありますね。

何にでもCBDを入れる流れに注意喚起

世界的なCBDに対する熱狂を見て、国内のCBD市場の拡大も見込まれています。

しかしCBDは、『業界的に盛り上がる➡️市場規模が拡大する➡️収益を上げやすい』といった、ビジネス的に見ても魅力的な市場となっています。
だからこそ、CBDに対して詳しい知識を持っていない事業者の参入も後を断ちません。

“CBD〇〇”と言った、本当に効果が期待できるか分からないのに、CBDを取り敢えず入れておこうという流れは海外でも発生しており、今後国内でも増えてくる可能性は十分にあります。
決して値段が安い商品ではないので、頻繁に色々なCBDプロダクトを試せるわけでもないはずです。

皆さんが使用する限られたCBD商品が、効果の薄いものであった場合、良いプロダクトに出会う前に、『CBDって全然効果なくない?』といった悲観的な判断を下されてしまう可能性が高いです。

CBDは効果実感が人により変わるので、判断は難しいところではありますが、是非その魅力を実感していただくために、ご自身で情報収集をしたり、周りの詳しい人間にアドバイスを貰うなどして最適な商品に出会える様に願っております。

CBD製品選びの注意点

国内でCBD製品を購入する際に、着目すべきポイントは沢山あります。

多くの方がまず気になるのはやはり『価格』のところではないでしょうか。
CBDオイルを例にとってみると、価格は数千円~数万円と決して安価ではないうえに、プロダクトやブランド、産地によって値段にも差があります。

試し利用したい方からすれば、安価なものを選択するのは当然ですが、CBD濃度が低かったり、テルペン類の含有量が少なかったりするなど、効果や品質の面で注意が必要です。他にもCBDの選び方では様々なポイントがあり、以下のような内容をチェックしましょう

  • CBD含有量
  • CBDの抽出法や純度
  • フルスペクトラムか、ブロードスペクトラムか、アイソレートか
  • 日本の法律を遵守しているか否か
  • 同様の濃度、形態のプロダクトとの価格差

初めて利用したCBD製品が、皆さんのCBDに対するファーストインプレッションになるので、出来るだけ良質なプロダクトと巡り合えれば幸いです。

日本におけるCBDの課題

CBDとは?日本におけるCBDの課題

実は日本の法律の範囲内でのCBD利用では、諸外国ほどのCBDの効果が期待できないと言う、大きなボトルネックがあります。

それがアントラージュ効果に関わる問題です。

日本の現行法ではアントラージュ効果が発揮できない

CBDの摂取に重要になるポイントとして、“アントラージュ効果”と言うものがあります。

アントラージュ効果とは、CBDが別のカンナビノイド成分と併せて摂取されることで、CBD単体で摂取するよりもその効果が高まると言う現象です。
大麻を医療利用する際は、このアントラージュ効果が鍵になるので、THCも含まれたフルスペクトラムのCBDを利用していると言うことになります。

しかしTHCを含んでしまう関係で、日本の法律では最大限のアントラージュ効果を発揮させる事はできないのです。
この点で見ると、『THC=ハイになる危険な成分』という一面的な見方ではなく、CBDをTHCと一緒に摂取する事で、CBDの薬理効果を最大限まで発揮できると言う見方ができるのです。
法律上THCを日本でお勧めする事は出来ませんが、CBDと比較して語られることの多いTHCは、必ずしも悪い成分ではないと言うことをご理解いただきたいです。

THCも入っていたら嗜好用大麻と同じじゃないの?
医療大麻と嗜好用大麻の違いがイマイチ分からない…

良いところに気づいたね!
実は医学的に見ても医療大麻と嗜好用大麻の区別はかなり難しいみたいなんだ。
嗜好用で使ったとしても、薬理効果は出てしまうから、目的の違いで区別をしているだけと言うのが現状かな。
ただ嗜好用はTHC比率が高くて、医療用はCBD比率が高いという特徴はあるよ!

参考:医療用・嗜好用大麻の違いについて

またCBDは、その含有成分によって大きく分けて3種類(フルスペクトラム・ブロードスペクトラム・アイソレート)の分類が行われています。

それぞれメリットとデメリットを正しく理解してプロダクト選びに生かしましょう。

フルスペクトラムとは

フルスペクトラムのCBDとは、100種類以上のカンナビノイドが全て入った製品のことを指します。
カンナビノイド以外にも、大麻草に含まれるビタミンやミネラル、たんぱく質、テルペンなども含まれています。

“大麻草の生搾り”のようなイメージを持っていただければ良く、当然THCも含まれています。
その為、CBDが持つアントラージュ効果(下部で解説:複数のカンナビノイドの同時摂取で、より大きな薬理効果が期待できると言う現象)への期待も高いです。

またアイソレートCBDよりも、フルスペクトラムの方が耐性が付きづらいと言われることもあり、身体への負担の面でも魅力的です。

ただ、THCが入っている点で日本での利用は認められておらず、もし国内製品で、フルスペクトラムと記載されている商品があれば、

  • THCだけ抜かれたものを、フルスペクトラムと呼んでいる
  • フルスペクトラムとブロードスペクトラムの違いを理解していない
  • 単純に法律的にアウトなもの

のいずれかに該当するはずです。
法律の遵守は絶対条件ですので、良く成分表やCOA(検査結果)を確認して、CBD製品は選ぶようにしましょう。

ブロードスペクトラムとは

ブロードスペクトラムのCBDとは、CBDとそれ以外のカンナビノイドが入った製品のことを指します。

CBD以外の成分が1種類でも入っていれば、ブロードスペクトラムCBDといえます。
逆に、フルスペクトラムの中から1種類でもカンナビノイドを取り除けば、それはブロードスペクトラムになるということです。

日本で法律的にTHCが禁止されていることで、国内製品の殆どはブロードスペクトラムのCBDということになります。

安価なブロードスペクトラムCBDを選ぶと、CBDと数種類のカンナビノイドしか入っていなかったということもあります。

THCの入っていないブロードスペクトラムのCBDでも、アントラージュ効果引き出すことは可能なので、効果を引き出すと言われている、テルペン類の成分が含まれているプロダクトを選ぶと良いと思います。

アイソレートとは

アイソレートのCBDとは、他のカンナビノイドが入っていない、CBD単体を精製した製品のことを指します。

99%以上がCBDで占めているので、CBDそのものの効果だけを感じることができます。
アイソレートCBDは無味無臭の結晶や粉末状で、CBDオイルやリキッドに混ぜたり、化粧品や食べ物に混ぜるなど、使い勝手が非常に良いタイプになります。

『何か自分の日常で摂取しているものに、アイソレートCBDを混ぜて試してみたい!』といったCBDビギナーに向けてお勧めしたいのがアイソレートです。

またCBDは脂溶性なので、水などに溶かして利用したい場合は乳化剤を使用することで再現が可能です。
CBDは水溶性ではないので、乳化剤を使用したとしても、細かくなって見えなくなっただけで実際には溶けていません。)

国内CBDの今後は?化学有機合成CBDの可能性

CBDとは?国内CBDの今後は?化学有機合成CBDの可能性

他のCBD事業者とは一見違う切り口で、国内のCBD市場に挑もうとしているプレイヤーもいます。

株式会社バランスドが立ち上げたウェルネスブランド『WALALA』です。

WALALAの人気プロダクトであるCBD配合の「ポイントクリーム」は、レモングラスの香りで、なじみやすいのが特徴の商品です。
体の気になるポイントに塗ることで、心地よく漂い、リラックス効果を感じる「ボディ用」のポイントクリームになっています。

この『WALALA』というCBD入り化粧品を中心に販売するブランドは、“有機化学合成”のCBDをその原料として利用しているという点で、他の事業者とは異質なポジションニングを取っています。

CBDが植物由来なこともあり、オーガニックやヴィーガンとも結び付けて考えられることが多い為、現在その殆どの事業者が、海外から天然由来のCBD原料を輸入してプロダクト開発をしています。

しかしWALALA代表の柴田氏がCBDブランド立ち上げを考えている当時、原料輸入で大きなハードシングスに直面していました。

「10社くらいの生産者に電話したのですが、どこも成分は葉や穂から抽出していて、茎と種は基本的に捨てている、と言われたんです。実際、カリフォルニアに住んでいた頃からCBDは茎と種以外から多く抽出されていることは知っていましたが、改めて論文を調べてみたところ、それが確信に変わりました。

その事実を知ったときに、日本でCBDブランドをやるのが不可能だと思いました」

【独自】日本で完全合法、化学合成CBDを使った「ウェルネスブランド」を立ち上げたワケ

国内では茎種由来のCBDしか法律で使用が認められていませんので、日本でCBD事業を広く拡大させる事は不可能に近いと感じていました。

しかしよりCBDのリサーチを続けていく中で、“有機化学合成のCBD成分”という、新たな見解にたどり着きました。

「すでに麻由来のTHCが供給されている米国では有機化学合成のCBDのニーズはありません。

ただヨーロッパは日本と似ている法律があり、茎と種から抽出した成分をOKだけれども、葉などから抽出した成分は使用禁止なんです。

だからこそ、ヨーロッパのCBD市場も米国ほどに成長していません。

それでリサーチを進めていき、チェコにCBDの有機化学合成を手掛けている会社を見つけ、彼らにコンタクトをとり提携することにしました」

【独自】日本で完全合法、化学合成CBDを使った「ウェルネスブランド」を立ち上げたワケ

WALALAは、有機化学合成CBDの研究を行うチェコのCBDepotと提携を行い、日本国内での総代理店として独占契約を締結しています。

有機化学合成のCBDには、天然の麻由来の成分と比較して、原料価格が3〜5倍ほど高くなるデメリットもあります。
しかし日本のCBD商品から、万が一にでもTHC成分が検出されてしまった際には、法律面からしても大変なので、安全面・信頼面が重要視される日本で100%合法なCBDブランドを立ち上げるには、その方法しかなかった、と柴田氏は語っています。

2021年4月現在、厚生労働省にて大麻等の薬物利用に関する有識者会議が行われており、これは内容次第では今後の国内CBD市場を揺るがしかねない、非常に重要な会議となっています。

葉や穂からのCBD抽出が許可されているアメリカではその需要はないと認識しながらも、不安定な日本の現状の中でCBD普及に向けて、『有機化学合成のCBD』と言う変わった視点からアプローチを行うWALALAの今後に注目です!

まとめ-CBDは多くの薬理効果が期待できる合法のカンナビノイド

今回の記事では、『CBDとは何か』という大きなテーマに沿って網羅的にCBDの情報を纏めさせていただきました。

全体を要約すると、以下のようになります。

この記事のまとめ
  • CBDは大麻草の成分の1つで日本では合法!
  • ハイになるのはTHC!CBDには向精神作用はない
  • CBDには健康面・医療面で様々な薬理効果が期待されている
  • CBDは他のカンナビノイドと併用すると相乗効果が生まれる
  • 有機化学合成のCBDも存在する!

今後益々ホットになってくるCBD市場。

大麻草の成分であることから、イメージや偏見だけでCBDは危ないものと決めつけるのではなく、ご自身で取得した情報を正しく理解することで、本質的な見解をしていただければ、今後のCBDや大麻に関する議論も、活発で意味のあるものになっていくと思われます。

是非今後も、CBDについて分からないことがあれば、この記事に戻ってくるようなCBDのバイブルとして利用していただけると幸いです。

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